20230104

「○○を知らないのは人生半分損してるよ」という言説に辟易しており、自分が唯一信じているのは譜久村聖さんの「ハロプロを知らない人は10割損してる」だけである。しかし最近になって「酒が飲めないのは人生半分損してるのでは…???」という意識が強まってきている。

実際自分は酒に弱いし積極的に飲もうとはしない。ただし数少ない飲酒経験はある。ほろよい1本で顔が赤くなって心配されるのが嫌だった。大学時代にバイト先で9%のレモンサワーがよく売れているのを見て、一度挑戦してみたところ心拍数の急激な上昇と異常な気持ち悪さで命の危機を感じた。それ以降はコロナ禍もあり飲酒の機会は全くなくなった。最近になってたまに飲みの場が設けられるようになったが、9%にやられてからは一滴も酒を摂取していない。そもそもアルコールを上手いと思ったことがないのだ。こちとらアルコールランプじゃねえんだぞ!? おまけに大抵は苦手な炭酸もついてくる。だったら普通にソフトドリンクでやり過ごす方がいい。

ではそんな自分がどうして「酒が飲めないのは人生半分損してる」と思うようになったのか。というのも自分が応援している人たちが飲酒人間だと気づいてしまったからなのだ。自分が未成年だった頃、酒は大人の飲み物で自分の世界とは関わりのない嗜好品であった。成人して飲酒ができるようになり、酒の話題も許されるようになった。応援している人がラジオ等で打ち上げや飲み会の話題をすると、自ずと酒の話もでてくる。自分はそれが飲めない。美味しそうにワインや日本酒について語る声を聞きながら、乗り切れない自分に寂しさを感じていた。体質的にどうしようもないことだし、強めの度数を無理に飲んで大変なことになるのは絶対に避けたい。だけど彼女たちと同じ感動を共有したい……。しかも過去にはその人とコラボした日本酒の製品が発売されたことがあるという。もう入手できないとはいえ自分ではそれを味わえないという悲しさ……。

これまでにアルコールを強要されたり身近にアル中がいたりといったことはなく、アルコール自体にマイナスイメージはない。しかし自分には酒飲みの感覚は一生わからないのだろうと思う。酒は飲んでも飲まれるな。とりあえずノンアルコールから始めてみようかな……。